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16-17.Las Vegas [:: 西海岸~西部ドライブ]

16日目:5月6日(土)
9時前に起きた。今日は2年に一度のネリス空軍基地での航空ショーを見に行く。
約30分ほどで基地には着いたが、駐車場が少しはずれにあるスピードウエイの臨時駐車場なので、そこからシャトルに乗り替えたりして実質1時間は要した。
私にとって初めての航空ショー。特別航空機が好きな訳じゃ無いが、海外でしかもめったに入れない基地となれば少なからず興奮する。
ぞくぞくと集まる人に混じって基地内に入る。イキナリ巨大な輸送機が目に入った。その他にも練習用の戦闘機などが柵も無しに展示してあり、触ったり乗ったりできるあたりは地元開放の意識が高い。
ショーの会場は滑走路側に実際に飛び立つ航空機やスティルスなどの実戦機が置かれ、そちら側はさすがに柵があり銃を持った兵士が警備していた。(写真はB2爆撃機)
ショーの内容は、複葉機のアクロバット飛行やイントルーダー攻撃機による爆撃のアトラクションなど見ごたえがあったが、さすがに炎天下の中に3時間もいるとこたえる。
目玉のサンダーバードを見たかったが、お腹も空いたことだし帰る事にした。
さて、ホテルに戻りカジノへ直行。しかし負け。腹が立つと腹も減る。夕食を食べてParisへ移動。お腹はいっぱいだが、チップはいっぱいにならない。とにかく今日は最後の晩なので何としても一矢報いたいところだったが、一進一退を繰り返す程度で大きな波が来ない。結局、今回はまったくいいとこ無しの最悪の結果となった。
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17日目:5月7日(日)
早朝部屋に戻り身支度をしてチェックアウト。バレットに預けた車を出してホテルを跡にした。空港のUAカウンター前でカミサンと荷物を降ろし、私はレンタカーの返却へ。
丸16日間お世話になったマキシマともお別れだ。返却時の最終マイレージは3429マイルだった。キロに直すと約5490Kmにもなる。この距離はNYからサンフランシスコまでの大陸横断に匹敵する距離。よくもこれだけ走ったもんだと我ながら感心した。
今回はドライブ旅行自体には大したアクシデントも無く十分に楽しめた。が、ベガスは最低最悪の結末。これで当分は精神的にも金銭的にも立ち直れないだろう。
帰りの飛行機はCクラスだが、いつものように何も食べずに爆睡ならぬふて寝を決め込んだ。終わりよければ全て良しなんだけどなぁ~とブー垂れながら・・・


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14-15.Las Vegas [:: 西海岸~西部ドライブ]

14日目:5月4日(木)
お昼に起きる。
まず寝起きのカジノ(負け)。遅い昼食を取ってまたカジノ(負け)。買物に出かけた帰りにリビエラでスプラッシュを見る。その前後もカジノ(負け)。
ホテルへ戻ってじっくりカジノ(・・・のつもりが速攻負け)。
場所をParisに移す。ベガス仲間のおっぽさん発見!しばし一緒にBJをやるが、おっぽさんが帰った後に一気に溶ける(やっぱり負け)。
時間は既に深夜。またBallysに戻ってカジノ(とどめの負け)。
もう寝る。
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15日目:5月5日(金)
お昼に起きる。
まず寝起きのカジノ(負け)。遅い昼食を取ってまたカジノ(負け)。まるでデジャブーのように同じパターン。
夕方、おっぽさん夫婦にバッタリ出会う。聞くとスプラッシュを見ると言うので、同じ方向にあるサハラのジェトコースターに誘う。
ジェットコースターに乗る。サイコー!!でも、おっぽさん達をリビエラに送ってから再度挑んだサハラのカジノは渋かった。(負け)
Ballysに戻りカジノ(負け)。Parisに移ってカジノ(負け)。
デジャブーならこの後Ballysでまた負けるハズ。だからやらずに寝た。


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13.Kanab→Las Vegas [:: 西海岸~西部ドライブ]

13日目:5月3日(水)
遂に今回の旅の最終地、ラスベガスへ向かう日が来た。朝8時半に起床して、この宿には朝食サービスが無いのでコーヒーだけ飲んでチェックアウト。
まずは、グランドサークルを走り回り虫と泥で汚れた車を洗車しよう。モーテルの直ぐ近くにコイン洗車場があるのでさっそく行って見る。実はこの旅で2回目の洗車。本当は、自走して小屋に入り全自動で洗車する機械でやってみたいのだが、洗いたい時には見つからないもので、未だ体験していない。
こちらのコイン洗車機も基本的に日本のと変わらないシステムだが、最後の水での洗浄が薬剤入の“リンス”となっていて、この水滴が乾くと白く水玉になってしまうのが難点だ。料金は4分間(時間内ならどのメニューを選択しても良い)で$1.25とリーズナブル。
8分間の料金で洗車は終了。“自分の車ならもっと丁寧にやるのに”とカミサンに皮肉を言われるが、まあ、こんなもんでしょう。
10時前に洗車場(Kanab)を出発。一路ラスベガスを目指す。ルートはザイオンN.Pを通る方が早く、又、ザイオンへ寄るのが一般的だが、既にザイオンに行っている我々には国立公園入園料を払うのは意味が無い。(公園内を貫通するUT-9は通過だけでも料金を徴収される)
そこで、ローカル道路を使いI-15に出るコースで行く事にした。(このコースも以前走った経験があり、かなりの田舎道だが気分の良いドライブコースだ)
昨晩は夕食を摂らなかったので、途中のドライブインで軽くつまみ、12時前にI-15Southに乗った。
しばらく南下し、I-15沿いにあるSt.GeorgeのZion Outletで土産を購入。今回の旅で3軒目のアウトレットセンターだ。13時過ぎにSt.Georgeを跡にして更に南下。この辺りは雄大な岩山の中を走るワイディングロード。グランドサークルで奇岩巨石は見飽きていても、この辺りで見るとまた違った感動がある。去年走った時は強風で運転しずらく景色を堪能できなかったが、今日は絶好のドライブ日和だ。
St.Georgeを過ぎて約1時間でネバダ州に入る。ネバダ州境のカジノホテルを見かけるとベガスはもうそこだ。(州境にあるOasisと云うカジノでこの数日前にMega Bucksが出ている)
そうだ!ベガスに入る前に給油をしておこう。この旅の最初の都市S.Fもそうだが、大都市のGAS代は高い。丁度ストラトスフィアタワーが遠くに見えた辺りで思いついてフリーウエイを降りた。降りたところにあったG.Sで$10給油。前払いなのでそのまま出ても良かったのだが、カミサンがトイレへ行くと言うので、じゃあコーラでも買おうと私も中へ入る。
レジへコーラを持って行き“$1よ”と店員に言われサイフを見ると何と一文無し!!“妻が来るので待ってて”と言い、カミサンがトイレから出て来るのをしばし待つ。こういう時って何故か時間が長く感じるが、店員は別に気にもしていないらしく鼻歌を歌っていた。
やっとカミサンが出て来たので$1を貰いレジに$1札を置くと、鼻唄歌ってた店員がキョトンした表情で、これだけ?と言う。そうだと答えると“あんた$1も持っていないの?あはは”と笑い出だした。そして、あはは、そんなに負けちゃったのかい?と言いながらまだ笑っていた。そうだ、ここはもうベガスだ。散々負けて帰る輩をこの店員は何人も見て来ているのだろう。そして私もその中の1人と思われた訳だ。
このエピソードは奇しくも後日現実のものとなるのだが、この時はまさか負けるにしても一文無しにまでなるかいっっ!と苦笑いで聞き流した。

再度I-15に乗り15時過ぎにベガスに入る。Flamingo Ave.のサイン通りにフリーウエイを降りると、そこはもう勝手知ったるStripだ。今回の宿泊ホテル(と云っても既に4回目)Bally'sのバレットに車を預け、チェックインカウンターへ。
喫煙室のリクエストだけをしてすんなり終了。するとメッセージがあると言って1通の封筒を渡された。このGWはベガス仲間が大挙して来ているので、その内の誰かかと思ったら、カジノホストからのメッセージだった。
部屋に入り荷を解く。部屋はサウスタワーの23階。窓の外にはフラミンゴ越しにベネチアンが見えた。
今夜はラスベガス仲間のオルさん夫妻とお会いする予定だが、約束の8時まではまだ時間がある。とりあえず、カミサンを大好きなベルツファクトリーへ送って行き、私は近くのバケーションビレッジでカジノをして時間潰し。
しかし、これがBAD IDEA!わずか30分でサクッといかれてしまった。こりゃ初日からタマランと思い、カジノを早々に切り上げ近所をドライブして時間を潰した。
カミサンとの待ち合わせ時間となりベルツへ迎えに行き、その足でオルさん達と待ち合わせのベネチアンへ向った。
実際にお会いするのは初めてのオルさんだが、直ぐに見つかりフードコードで雑談。その後同じくベガス仲間のワイズさんカップルも合流し、短い時間だったが楽しくお話をして過ごした。

さ~てBallysに戻り、腰を落ちつけてカジノじゃ~っと意気込んだが、結果は惨敗。さすがに13日間のドライブの疲れもあって、3時にはベットにもぐり込んでしまった。
ま、今日のところはこの辺で勘弁してやろう(^_^;) >カジノ

尚、この日で総走行距離が3300マイルを突破した。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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12.Page→Kanab [:: 西海岸~西部ドライブ]

12日目:5月2日(火)
7時半に外の明るさで起こされる。カーテンを開けるまでも無く快晴だ。天気予報では90°Fを超えると言う。
朝食をモーテルのダイニングで済まして8時半にチェックアウト。まずは、宿からほど近いアンテロープキャニオンに行く。昨日、下見をしておいたので迷う事はない。9時前にキャニオン入口に到着した。
このアンテロープキャニオンは、日本ではあまり知られていないが、最近は写真家を中心に注目されている処で、ナバホインディアンの居留区内になっている。その為、見学するにはナバホ主催のツアーに参加しなければ入れない。
受付になっているほったて小屋でParmit$5を支払い、ツアーはいつ出発するのかと聞いたら、“15分後”との返事。モニュメントバレーでもそうだが、彼らの時間的的感覚は当てにならない。実際、出発の合図があったのは30分近く経ってからだった。この時にトラックドライバーにツアー代$12.5/人を支払う。つまり入園料とツアー代は別なのだ。
他の参加者と共にトラックの荷台に乗り込んだ。太古には川であったろうと思われる谷間のダートを10分ほど走ると、前方に小高い岩山が見えてきた。岩の真ん中辺りには縦に割れ目が入っている。そこがアンテロープキャニオンの本当の入口だ。
※アンテロープキャニオンの詳細はこちら

トラックを降り、いざ岩山の亀裂の中に足を踏み入れる。人が通るのに丁度良い間口で、雰囲気は洞窟そのものだ。洞窟と異なるのは、亀裂がほぼ岩山の上部にまで達している事。その複雑に入組んだ亀裂から太陽光が差し込み、水流によって絹の様に磨かれた岩肌を薄く照らす。岩肌は、ピンクがかった所や白いところなど多彩な表情を見せ、カメラマンならずとも唾を飲みシャッターを切らざる得ない幻想的な美しさだ。事実、洞窟中腹部には大勢のカメラマンが三脚をセットして、刻一刻と変わる洞窟内の表情を見逃すまいとファインダーを覗き込んでいた。
洞窟は、ゆっくり見ながらでも約10分ほどで反対側に出てしまう。来た道をじっくり味わいながら戻り、帰りのトラックに乗った。
今回見たところはアッパーアンテロープといい、別にローワーアンテロープというのもある。別のツアーに参加しなければならない為、今回は割愛した。
10時半頃アンテロープキャニオンを後にして、次の目的地グランドキャニオンノースリムに向かう。
G.Cサウスリムは3回行ったが、ノースリムは今回が初めてだ。US89を南下して、US89Aという支線に乗り換える。標高が上がり、荒野から松や白樺の森林地帯へと景色が変わる。窓から差し込む日差しは相変わらず痛いほどだが、体感温度は確実に下がって来ている。公園入口前で給油した際にトレーナーを羽織った程。
公園ゲートで$20を支払う。サウスリムに行かない我々には痛い出費だ。しかも時期が早い為、ロッジやレストランはまだクローズで、最南端にあるポイントへの道路もクローズされていた。昼食をロッジで摂ろうと期待していたのだが、仕方ないのでオープンしていたカフェテリアでピザを摘まむ。
その後、短いトレイルを歩き、インペリアルポイントなどへ足を伸ばして下山する事にした。
今日の宿泊地は、昨日Pageへ行く際に通過したKanabというインディアンの町。明日ベガスへ向かうのでもう少し西へ進んでおきたいところだが、他に大き目の町が無い。
目抜き通りを往復して外観的に手頃そうなモーテル(Treasure Trail Motel)を見つけ値段を聞く。$47を$4ディスカウントしてもらいチェックインする事にした。
部屋が妙に広く落着かないくらいだったが、米国人には丁度いいのかもしれない。他の宿に比べて混んでいるのもその為だろう。けっこう気にいった宿のひとつだ。
明日は待ちに待った(?)ベガス。早めに就寝して体を休めておこう。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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11.Panguitch →Page [:: 西海岸~西部ドライブ]

11日目:5月1日(月)
カミサンに起こされ、時計を見ると7時半。急いで身支度を整え8時過ぎにチェックアウトをした。
今日の走行距離は約150マイルの予定なので、楽チンドライブなのだが、目的地のレイクパウエル(ワーウィープマリーナ)からのボートツアーに参加する為、早めに到着したかった。
昨日に続き今日も快晴。シーニックルートに指定されているUS89をクルーズコントールで制限速度ピッタリに走行。こういう交通量の少ない道では大変重宝するシステムだ。
明日宿泊予定のKanabの町を過ぎ、更に1時間近く南下すると、赤や白の岩山の隙間を埋めるかのようなエメラルド色のレイクパウエルが見えて来た。いつ見てもこの湖は美しい。
既に数回は来ているので道を間違えようは無い。公園ゲート(グレンキャニオン国定公園)で$5のFeeを払い、マリーナに到着したのは11時ちょい前だった。
ボートツアー(レインボーブリッジツアー)の乗車券を先に買って昼食にしようと思い、チケットカウンターへ行き希望のツアーを伝えると、“10時のツアーね”と係りが言う。へ?もう11時だよと思ってハタと気が付いた。そうだ、アリゾナ州は夏時間を採用していないんだった!
もっけの幸いとばかりに10時からの5時間ツアーに参加。直ぐに出港なので売店で水だけ買って乗船した。($59)
船は片道2時間かけて複雑に入組んだ岩山の間を滑るように進む。途中、湖上で優雅に滞在するボートハウスを見ながらレインボーブリッジに到着。異常に長い桟橋を歩いて行くといきなり前方に巨大なブリッジが現れた。てっきりトレイルを歩くのかと思っていたらこんな直ぐ側にあったなんて!
なるほど、見事な自然の芸術だが、アーチーズのデリケートアーチを見た後ではやや感動に欠ける。主観だが繊細さでデリケートアーチの勝ちとしたい。
約30分の滞在で再乗船。また2時間かけて帰るのである。帰りはデッキに上がり、照り付ける太陽と心地よい風につい寝てしまった。到着した時には夫婦揃って真っ赤に日焼けしていた。
ちなみにボートハウスだが、船のキャプテンに聞いたところ、3日で$600くらいからだそうで、ベガスで一発当てた日にはこういうのもいいもんだと思った。
15時にマリーナに着き、予定していた事がもう終わってしまった。グレンキャニオン自体、何度も足を運んでいるので近場で見るところももう無い。とりあえず昼食がまだなのでPageの町で済ませ、明日予定のアンテロープキャニオンの場所だけ予め探しておいた。
探しながら見かけたDays Innスイートで料金を聞くと、割り引いて$63だと言う。スイートなら妥当な値段だが、最近予算オーバーが続いていたので、他を当たる事にした。直ぐ側にあったComfort Innが新しそうで作りも良いので値段を聞くと、ディスカウントで$53だと言う。こちらはスイートじゃないが、安い方が今の我々には有り難い。チェックインを済ませ、部屋で荷を解いた時には17時半になっていた。
昼食が遅かったので、夕食は持参したカップ麺を初めて食べた。ひさしぶりの日本の味は、アメリカ慣れした舌には妙な味に感じる。滞在10日目になると、完全にアメリカナイズされたようだ。
TVを点けると、ディスカバリーチャンネルでラスベガス特集をやっていた。明後日はいよいよ我らがラスベガス。早く行きたいという思いとこの旅も後半になった寂しさとが交錯する。そんな事を考えながら、いつのまにか寝てしまっていた。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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10.Torrey →Panguitch [:: 西海岸~西部ドライブ]

10日目:4月30日(日)
7時半に起床。今日の目的地Bryce Canion(ブライスキャニオン)方面の天気予報は“晴れ後曇り”となっていたので、何も考えずに短パンTシャツを選択。
いつものようにモーテルの朝食サービスを摂り、チェックアウト後外に出ると、サブイッ!晴れてはいるけど、すこぶる寒い。
昨夜も短パンTシャツで食事に行ったがやはり寒かった。ここは相当標高が高いようだ。それにしても、今日もまた短パンTシャツで大丈夫だろうか・・・
走り始めて、やっぱり寒くて仕方無いので暖房を点ける。上半身は朝日が当たり暑いくらいだが、短パンの足元が寒いのだ。途中、牧草のスプリンクラーで撒いている水が真っ白に凍っているのに遭遇。こりゃ、氷点下だ!
ブライスキャニオンN.Pへは、UT12をただ南下するだけなのでとても簡単なルートなのだが、道幅が割合狭く、残雪の峠道もあったりと、明るい時や天候の良い時でないとちょっと恐いコースかもしれない。この外気温からすると、もし低気圧でも来てれば間違いなく雪だっただろう。
出発して3時間。ブライスキャニオンの玄関口、Ruby's Innに着いた。さすがにこの時間になると気温も上がり、日陰以外ならこの格好でも耐えられる。
まず、Ruby's Innで昼食用の食料を購入。このRuby's Innは、宿だけでなくG.S、スーパー、お土産屋など何でも揃っていた。何となく、日本の観光地にある沿道のお土産屋の様でもあった。こういうのはアメリカではめずらしい。
さて、トレイル歩きの準備も整い、公園に向かって出発。Ruby's Innからは僅か10分でゲートに到着した。入園料$10を払い、まず目指すはサンセットポイント。既に正午近かいのでサンセットでも無いのだが、ここから出発するナバホトレイルがお目当てだ。片道1.3マイルと短いながら、ブライス名物の岩の尖塔を縫うように歩く、とても刺激的且つハードなトレイルだ。余りの急斜面に最初のジクザクの坂では渋滞が起きる程だった。谷底まで降りたところで、適当な岩に腰掛けて昼食にした。天気も良く、雲一つ無い快晴。トレイルを歩くなら短パンTシャツで正解だったようだ。
この後も各ビュポイントやトレイルを歩き、公園の一番奥のレインボーポイントとトレイルを歩き終わったところで帰る事にした。当初、近くの宿を探すつもりでいたが、昨日のTorreyといい、国立公園近くの宿は総じて高い。そこで、少しでも節約する為に30マイルほど離れたPanguitchという町に行ってみようと思った。
レインボーポイントを後にして、園内の道路をクルーズコントールをセットして走る。時計は16時半を指していたが陽は高く、快適なシーニックドライブだ。とっ!対向車が公園パトロールだ!と気が付いた時にメーターを見ると50マイルを指している。この道路は確か35マイルのはず・・・ブレーキを踏みながら、すれ違いざまにバックミラーを覗くと、何と狭い園内の道路でスピンターンをして、私の車の背後に張り付いた。
“こりゃ、ダメだ”と直ぐに観念して、サイレンを鳴らされる前に車を側道に停めた。果たして、私の車の直ぐ後ろにパトロールも停車。完全に諦めた。そういえば、去年も同じ時期に捕まったっけ。それまでは制限速度を意識して守っていても、ほんのちょっと気の緩んだ時に遭遇してしまう。
降りてきたレンジャー(国立公園ではレンジャーがシェリフの権限も持っている)は、“速度オーバーだよ”と言い、私の免許証を持って車に戻り、再度降りて来た彼の手には違反チケットがあるはず・・・・が、何故か持って無い。
彼曰く、“制限速度は人間の安全だけの為でなく、道路を横断する動物達の為でもあるのだ”との事。その他にもいくつか注意を受けたが、運良く罰金だけは免れた。その後は制限速度にこれまで以上に気をつかって走ったのは言うまでも無い。
再度、Ruby's Innに寄りお土産などを買い、Panguitchに着いた時には18時になっていた。AAAのツアーブックで、宿数が多いので来てはみたが、何か町に活気が無い。
チェーン系では無いが、小奇麗なモーテル(パープル・セイジ)を見つけオフィスへ行って見る。カウンターの奥から赤ちゃんを抱いた女性が出て来た(なかなかローカル)。値段を聞くと$38と言われ即決。やっぱりこういう町は安い。
その女性が言うには、日曜なのでレストランは皆やってない。ここに行きなさい。と“フライングM”というレストランを教えてくれた。
部屋に入り荷を解くと、さっそく教えてもらったレストランへ行って見た。場所は直ぐに分かった。よくあるダイナーだったが、オバチャンが気さくで値段も安い。味はやっぱりよくあるダイナー並だったのが惜しい。
宿に戻り10時には床に着いた。2日連続のトレイル歩きはけっこう疲れた。筋肉痛も明日辺り出る事だろう・・・

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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9.Moab→Torrey [:: 西海岸~西部ドライブ]

9日目:4月29日(土)
6時に目覚しで目が覚めた。さっそくシャワーを浴びて、コーヒーをもらいにロビーへ行くが準備出来ていない。
しかたないので、向いのコンビニにコーヒーを買いに行きつつ空を見ると、どうも雲が多く薄暗い。山間部なので日の出は遅いのだが、それにしても余り良い天気は期待できそうにない空だった。
7時になると朝食の準備も出来たので、さっそく頂く。そして8時にはアーチーズN.Pに向けて出発した。
ここからアーチーズまでは直ぐだ。ゲートで$10を支払い、アーチーズのいやユタ州の誇るデリーケートアーチを真っ先に見に行く。見に行くといっても車で行って見れる訳じゃない。駐車場に車を停め、約50分かけてトレイルを歩くのだ。話には聞いていたが、かなりヘビィはトレイルだ。でも、最後に息を切らして登り切ったところに現れたデリケートアーチを見て、息切れもふっとぶ感動を味わえた。こればっかりはトレイルを登り切った者にしか分からないだろう。とにかく自然の芸術とはこういうのを差すのだろうと思った程だ。
アーチーズの見所は、デリケートアーチに限らず皆トレイルを歩かなければ堪能できない。この為、めぼしいアーチを見るだけでも14時になってしまった。まだ名残惜しいが先を急がなければならない。最後に定番の国立公園のサイン前で記念写真を撮って、次の目的地、キャピタルリーフN.Pへと向かった。
昨日通って来たI-70を戻りUT24に入る。途中、フレモント河と平行に走るシーニックルートになると、キャピタルリーフN.Pは直ぐそこだ。
アーチーズから約3時間でビジターセンターに到着。実はここの情報が何も無かったので、ビジターセンター内の案内図を見てビックリ。細長い公園内に一直線にシーニックルートが整備されている。しかし、既に17時半で時間も無いので、途中の舗装道路の区間まで走って見る事にした。
シーニックルート出発地点のセルフゲートで入園料$4を投函。まだ十分明るいとはいえ、昨日の様に宿探しが日没後になるのは避けたい。取り急ぎシーニックルートを走りきり、19時頃に公園を後にした。で、キャピタルリーフってどんな公園?って言われると・・・どんなんだっけ?(^^;)
今日の宿泊地は、キャピタルリーフ西側にあるTorreyという田舎町。と言うより、地元の牧場経営者が観光客相手にMOTELを建てたって感じの他には何も無い町。
2つめに交渉したスーパー8モーテルがAAAディスカウントで$52との事なのでチェックイン。格安で有名なスーパー8だが、ここは新しい上にホテル形式でけっこう良かった。ま、$52も出せば当たり前なんだけど・・・
宿探しの最中に見つけたレストランで夕食。この旅、初めてのステーキを食べたが、想いの外美味しかった。$16でこの味、ボリュームなら文句無いと思うのだが、もしかしてハンバーガー漬けで味覚が完全にアメリカナイズされてしまったのかも・・・

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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8.Salt Lake City→Archies(Moab) [:: 西海岸~西部ドライブ]

8日目:4月28日(金)
朝5時前に目を覚ます。シャワーを浴びたり荷物整理をしたりして時間を潰し、7時にカミサンを起こす。天気予報ではユタ北部は曇り、南部は快晴との事。今日はアーチーズのゲートシティ、Moabまで足を伸ばすので、またまた快晴の中のドライブになりそうだ。
モーテルのダイニングで朝食(いつものようにコンチネンタルスタイル)を採り、8時にチェックアウトをした。
昨日、ダウンタウンで気になった建物(コンベンションセンター)があったので、再度、ダウンタウンへ。少し写真を撮ったりした後、Salt Lakeの東20分ほどにあるアウトレットセンターへ向かう。勿論、カミサンの希望だからだ。
ダウンタウンの南を走るI-80に乗り東へ進むと、前方にはまだ残雪が多い山々が迫って来た。冬季五輪を開催するだけありSalt Lake周辺は雪山が多い。
目的のアウトレットは、I-80とUS189とのJCT.に在った。開店前だったので近くのWAL MARTで時間を潰し、10時から約2時間の買い物に付合わされた。
またまた近くのデニーズで昼食を採り、ユタ南部へ向けて出発した時は13時近くになっていた。
ここからMoabまではUS89→US-6とハイウエイ(町中は一般道)を使い、I-70を40マイルほど走って、またもや一般道(US191)を南下する。ちょっと一般道が多すぎるので時間を読めないコースだ。
南下するにしたがって、だんだん日差しが強くなってきた。とにかく陽が長いので、夕方になるほど窓を通して差し込む日射量は多くなる。外気温は低くても車内は真夏の陽気だ。
17時過ぎにキャニオンランズN.Pとの分岐に差掛かった。Moabの町は5マイルほど先だが、とりあえず、キャニオンランズ方面へ行く。更に州立公園との分岐がありそちらへ先に行ってみる。入園料$6は高いな・・・と思ったが、ヴュウポイントから見たグリーンリバーの蛇行しながら岩山を削り取って行く様は圧巻だった。
想いの外、州立公園に時間を費やしてしまい、キャニオンランズN.Pに着いた時は18時を過ぎていた。時間外なので入園料はいらない。日没まで2時間無いので取り急ぎ各ヴュウポイントとトレイルを歩き、夕日を背にしながら山を降りた。すると、暗くなり交通量が減る事を知っているのか、道路を横断したり立ち往生する牛の多い事。何度か停止をよぎなくされたが、後続の車は慣れたものらしく、クラクションを鳴らして牛を追い払ってくれた。
さて、Moabの町に着いた時には完全に日が暮れていた。知らない町で夜間宿探しをするの疲れる。いくつか見た中でDays Innの看板を見つけとりあえず料金だけ聴こうとしたら、もう部屋が1部屋しか無いと言う。週末の為かと思い、他所がダメっだたら困るのでちょっと高かったがチェックインした。
さっそく遅い夕食を採りに歩いて町に出た。すると、沿道に多くの人が繰り出している。何事か?と思ったら、爆音を発てて50's、60'sのオールドカーが何台も通りを疾走している。その台数たるや半端でなく、我々の宿にも数台が宿泊していた。どうも明日イベントがあるらしく、各地からオールドカーが集合したらしい。混雑しているのはこの為だったようだ。
夕食後、部屋に戻ると既に10時だった。私はもう限界とばかりに即就寝した。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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7.Twin Falls→Salt Lake City [:: 西海岸~西部ドライブ]

7日目:4月27日(木)
8時半に起床。昨夜は蒸し暑くて寝苦しかった。急に夏が来たような感じだ。
外を覗くとドピーカン。天気予報も真夏日だと言っている。今日も絶好のドライブ日和になりそうだ。
ホテルを9時過ぎにチェックアウトして、この町(Twin Falls)を少し散策。名前の通り2つの滝があるのかと思ったが、見つからない。それでも、Sneke Riverによって造られた、グランドキャニオンばりの大峡谷は見事だった。
10時過ぎにユタ州Salt Lakeに向かって出発。昨日、延々と走ったI-84を更に東へ走る。まだ10時だというのにエアコン無しじゃいられない陽気になって来た。服装を短パンとTシャツにしておいて正解だった。
途中、“$1.60”のGASの標識を見つけてEXITを出て給油。ついでに窓ガラスに激突してこびりついた虫を掃除。この虫達も春を待って孵化したばかりなのに何とも哀れだ。
出発して2時間ほどでユタ州に入った。結局、アイダホのジャガイモ畑は見れなかった。
13時頃、Tremontonという町のデニーズで昼食。カミサンは少々アメリカのワンパターンな食事に食傷気味だったが、私は美味しく頂く。未だ且つて、海外で日本食を食べたいと思った事がないくらいなので、まだまだ大丈夫だ。
Salt Lake近くになり、I-84からI-15に移る。するとここで大渋滞。道路工事と合流、更に交通事故まであったらしくかなりの時間をロスした。
街の名にもなっているグレートソルトレイク(湖)に着いたのが15時半。臭いと評判だがそれほどでもない。ただ、まだシーズンじゃないのか人も少なく、なんとなく寂れた感じであったので直ぐにダウンタウンへ向けて出発した。
ところが、街の中心付近のフリーウエイは、2002年の冬季オリンピックに向けて大改造工事中で思ったように走れない。地図にある出口やジャンクションが閉鎖されていたりして、またまた時間のロス。20分程度のところを1時間近くもかかってしまった。
ダウンタウンでは、まず州議事堂前のヴィジターセンターに寄り明日以降のグランドサークルの資料収集をした。次にモルモン教のソルトレイクテンプルなどを見学。続いて、古い缶詰工場をショッピングモールに改修したトロリースクエアに行った。こういう古い建物を改修させるとアメリカ人はうまい。彼らのアバウトな仕事が古い建物に妙にマッチするのだ。なかなか洒落た建築だった。
17時半ごろ、久々の都会の運転が疲れたのか、昨日寝不足であったからか、まだ明るいけれど早々と宿を探す事にした。昼食のデニーズに置いてあったフリーペーパーに載っていたBest Innというモーテルが直ぐ側だったのでチェックイン。クーポン通り$47だった。
夕飯は車で適当に流して見つけたハンバーガー屋で済ましてしまった。う~ん、本当にジャンクフード漬けになって来た。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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6.The Dalles→Twin Falls [:: 西海岸~西部ドライブ]

6日目:4月26日(水)
8時過ぎに目を覚ます。カーテンを開けると真っ青な空と眩しい朝日が目に入る。やったっ!快晴だあ。
ロビー脇のコーナーで朝食を採り、9時にチェックアウト。渡された明細を見てビックリ!$100も請求されている。昨夜のインターネット接続で隣町のAPへの電話代が$33もしていた。こりゃ、今後はローカルコール以外はできないな・・・
カミサンにちょっと叱られてから出発。今日はちょっとキツイ一日になるだろう。いや、カミサンとの事ではなく予定では移動距離が400マイルを超えるから。
当然ながら、この距離を走るという事は何処にも寄らない、寄れないって事なので、ひたすらハンドルを握っている事になる。退屈と眠気が敵なので昨日のうちにCDを2枚購入しておいた。(フルサイズクラス以上ならCD付きが多いので持っていくと便利です)
まず、Dallesの町にあるダムをちょこっと見学。町の中に水力発電所が在るというのもアメリカの地方都市らしい。
後は、I-84を東へ向かって、ただアクセルを踏むだけ。ず~と平行して流れていた雄大なコロンビア河とはBoardmanの町でお別れし、I-84は東南の方向へと進路を変える。
出発して3時間余り、フリーウエイだけではさすがに飽きた。地図上でシーニックルート表示を見つけて少し迂回してみる。牧場地域なのでシーニックってほどでもないが、カミサンは馬や牛を見て喜んでいた。少しは気分転換になっただろうか。
迂回路もBaker Cityで終わり。13時を過ぎていたので、この町のいい雰囲気のダイナーで昼食を採る。このBaker Cityって町は、古き良きアメリカと言われた40~50年代の町が映画のセットのように残っていて、走っている車がいなければ、そのまんまタイムスリップしたかのようだ。
こんな町に出会えるのもドライブ旅行の醍醐味なのかもしれない。
再度、I-84に乗り東へ進む。16時頃にオレゴン最後の町、Ontarioで給油&休憩をして、さあアイダホ州へ突入だ。
アイダホとの州境はSnake River。この河もかなりの水量が有り、雄大な峡谷を創り出している。さて、アイダホと言えば、勿論“ポテト”。辺り一面の芋畑を分断するようにフリーウエイが走ると想像していたらまったく違った。それまでのオレゴンと変わらず牧草地帯が延々と広がる。結局、宿泊地のTwin Fallsまで芋畑は見ず終い。一体ポテトはどこにあるのだろう??
今日は終始快晴だった。これで雨男の汚名は永久に返上だろう。でも、そんな天気の日がただの移動日だったというのは・・・(^^;)
Twin Fallsの町に入り、直ぐに目にしたConfort Innで値段交渉。$89のスイートを$58と言われ即効で決める。この一帯はショッピング街で、地方都市にしてはデパートまで在るもののレストラン類が見当たらない。なので、隣のスーパーで食料を購入して部屋で済ました。ああ、安上がり。
いよいよ、明日はユタ州入りだ。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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