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12.Page→Kanab [:: 西海岸~西部ドライブ]

12日目:5月2日(火)
7時半に外の明るさで起こされる。カーテンを開けるまでも無く快晴だ。天気予報では90°Fを超えると言う。
朝食をモーテルのダイニングで済まして8時半にチェックアウト。まずは、宿からほど近いアンテロープキャニオンに行く。昨日、下見をしておいたので迷う事はない。9時前にキャニオン入口に到着した。
このアンテロープキャニオンは、日本ではあまり知られていないが、最近は写真家を中心に注目されている処で、ナバホインディアンの居留区内になっている。その為、見学するにはナバホ主催のツアーに参加しなければ入れない。
受付になっているほったて小屋でParmit$5を支払い、ツアーはいつ出発するのかと聞いたら、“15分後”との返事。モニュメントバレーでもそうだが、彼らの時間的的感覚は当てにならない。実際、出発の合図があったのは30分近く経ってからだった。この時にトラックドライバーにツアー代$12.5/人を支払う。つまり入園料とツアー代は別なのだ。
他の参加者と共にトラックの荷台に乗り込んだ。太古には川であったろうと思われる谷間のダートを10分ほど走ると、前方に小高い岩山が見えてきた。岩の真ん中辺りには縦に割れ目が入っている。そこがアンテロープキャニオンの本当の入口だ。
※アンテロープキャニオンの詳細はこちら

トラックを降り、いざ岩山の亀裂の中に足を踏み入れる。人が通るのに丁度良い間口で、雰囲気は洞窟そのものだ。洞窟と異なるのは、亀裂がほぼ岩山の上部にまで達している事。その複雑に入組んだ亀裂から太陽光が差し込み、水流によって絹の様に磨かれた岩肌を薄く照らす。岩肌は、ピンクがかった所や白いところなど多彩な表情を見せ、カメラマンならずとも唾を飲みシャッターを切らざる得ない幻想的な美しさだ。事実、洞窟中腹部には大勢のカメラマンが三脚をセットして、刻一刻と変わる洞窟内の表情を見逃すまいとファインダーを覗き込んでいた。
洞窟は、ゆっくり見ながらでも約10分ほどで反対側に出てしまう。来た道をじっくり味わいながら戻り、帰りのトラックに乗った。
今回見たところはアッパーアンテロープといい、別にローワーアンテロープというのもある。別のツアーに参加しなければならない為、今回は割愛した。
10時半頃アンテロープキャニオンを後にして、次の目的地グランドキャニオンノースリムに向かう。
G.Cサウスリムは3回行ったが、ノースリムは今回が初めてだ。US89を南下して、US89Aという支線に乗り換える。標高が上がり、荒野から松や白樺の森林地帯へと景色が変わる。窓から差し込む日差しは相変わらず痛いほどだが、体感温度は確実に下がって来ている。公園入口前で給油した際にトレーナーを羽織った程。
公園ゲートで$20を支払う。サウスリムに行かない我々には痛い出費だ。しかも時期が早い為、ロッジやレストランはまだクローズで、最南端にあるポイントへの道路もクローズされていた。昼食をロッジで摂ろうと期待していたのだが、仕方ないのでオープンしていたカフェテリアでピザを摘まむ。
その後、短いトレイルを歩き、インペリアルポイントなどへ足を伸ばして下山する事にした。
今日の宿泊地は、昨日Pageへ行く際に通過したKanabというインディアンの町。明日ベガスへ向かうのでもう少し西へ進んでおきたいところだが、他に大き目の町が無い。
目抜き通りを往復して外観的に手頃そうなモーテル(Treasure Trail Motel)を見つけ値段を聞く。$47を$4ディスカウントしてもらいチェックインする事にした。
部屋が妙に広く落着かないくらいだったが、米国人には丁度いいのかもしれない。他の宿に比べて混んでいるのもその為だろう。けっこう気にいった宿のひとつだ。
明日は待ちに待った(?)ベガス。早めに就寝して体を休めておこう。

地図:http://www.drove.jp/map2000.htm


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