iPod用FMトランスミッター

アメリカドライブで欠かせないのが車内で聞く音楽。FM大国アメリカとはいえ、長距離周遊をしていると直ぐに電波が届かなくなるので、その度に同調させるのはめんどくさい。何より長時間乗っているのだからお気に入りの音楽を聴きたいものだ。
そこで機内で聴く為に持ってきたiPodを使えないかと、FMトランスミッター（要はカーラジオに電波を飛ばしてラジオのように使う）を探した。
購入の際に注意する事は、利用地域にあった周波数を搭載している機器であること。例えばアメリカのFM周波数は100MHz超であり、日本のFM周波数とは事なる。つまり日本用のFMトランスミッターはアメリカで使えないのだ。
しかし、アメリカ専用にわざわざ買うのも馬鹿らしいし出来るなら日本でも同じように使いたい。
そこで見つけたのがコレ。

KENSINGTON FMトランスミッターオートチャージャー [33159]

• 出版社/メーカー: ケンジントン
• メディア: エレクトロニクス

日本で使える88MHzとアメリカで使える107MHzの2つのバンドを持ち、それぞれ4段階の周波数微調整があるので合計8バンド対応となる。
この周波数微調整は重要で、特にFM大国アメリカでは多くの周波数帯をラジオが使用している為、固定周波数ではローカルラジオと干渉してしまう場合が多々ある。その場合には周波数を切り替える必要があるのだ。
更にKensington FMトランスミッターオートチャージャー なら車内で聴きながらiPod本体の充電もしてくれる一石二鳥。
チョイと値段高めかな？と思ったが、アメリカで使用できて8バンド対応、更に充電機能もあるとなれば致し方なしというところか。
ひとつ難を挙げるとすれば、車内でiPodがゴロゴロと動いてしまうこと。iPodを固定できるホルダー型もあるがこれはこれでまた難がある。

右側のスイッチがメインの周波数切り替え。アメリカなら107にセットする。
続いて左側のスイッチで、その地域のFMラジオと干渉しない周波数の調整をする。
写真だと日本用の88.1MHzということになる。

あとはシガーソケット（16ｖ）に挿して、カーラジオの周波数を上記でセットした数値に合わせるだけ。

もう2年ほど使用している感想は「音質はやはり落ちる」。
というのもFM波なのでどうしてもノイズを拾うからだ。あまりにノイズがひどい場合は、コードを伸ばしてバックミラーなどにひっかけると改善する。
写真はiPod miniだが、勿論iPod全機種に対応。エンジンを切るとiPodの自動OFF機能が働き再生もそこで止まる。
念の為、長時間駐車する場合はiPod本体はしまっておこう。