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08.Yellow Stone National Park [:: ロッキーMt.周遊ドライブ]

8日目:5/1

カミサンに起こされ時計を見ると7時。天気は?と聞くと雨は上がっているとカミサン。
カーテンを開けると確かに雨は止んでいる。しかも随分前に止んだようで道路などが乾いていた。
空を見るとこの町の周辺はどんより曇り空だが、東の山は雲の切れ間から射した光に照らされている。遠く国立公園方向も同じようだ。
これはもしかして?・・・・と天気予報を点けると、淡い期待は脆くも崩れる。しっかり雪マークだ。トホホ・・・・
ダメならダメで仕方ない、とりあえず雨や雪でも見れるところは見ておこう。それも無理そうなら諦めて迂回してSalt Lake Cityに戻るしかない。
そう覚悟を決めて車に乗り込む。公園ゲートは直ぐだ。昨日のレシートを見せてゲート通過。朝8時だと観光客はほとんどいないようで、ゲートを通る車は皆公園関係者のようだった。

昨日は景色もクソもないと思った
マンモススプリングスまでのルートも今日はしっかり見れる。心なしか空も明るくなって来た感じがする。
マンモススプリングスではビジターセンターで再度園内のロードコンディションを確認。やっぱり昨日と同じだ。通れる道路はマンモススプリングス~タワールーズベルトまでとマンモススプリングス~マディソン~オールドフェイスフル間だけだ。
まずはイエローストーンの中でも割合人気の少ない
タワールーズベルトへ行くとしよう。ここは温泉や間欠泉が目玉のイエローストーンにあって、特に温熱現象があるわけでもないので個人的には特に期待していなかった。

タワールーズベルトまでは約1時間。針葉樹の山間を縫うように走り進んで行くと、昨夜の雪が道路に残っていてけっこうなスリルドライブだ。“バッファローが居るよ”“あ、鹿だ”などと騒ぐカミサンを尻目にこっちは運転に必死だった。ところが、にわかに空が好転しだした。厚い雲は切れ切れになり陽光が辺りの草原を照らし出す。
30分もすると眩しいくらいの快晴となった。な・なんなんだこれは・・・・
嬉しい誤算だ。道路のアスファルトからは湯気が立ち、雪も直ぐに溶けるに違いない。そうなると現金なもので俄然元気が出て来た。雪道も怖くない。

あっ!というカミサンの声に左を向くと、そこにはバッファローのデカイ顔があった。びっくりしてスピンしそうになったくらい直ぐ横の道路脇に立っていた。
ノソノソと何事も無かったかの如くバッファローは停まった私の車の横を過ぎていく。なんだか凄いことになって来た。
その先へ向うと、今度は前方に数匹の犬のような動物が道路にたたずんでいる。速度を落として近づいたのだがサッと森の中へ逃げていった。オオカミか?嫌、違うコヨーテだ。公園の案内書にあるイラストで判った。コヨーテなんて人前にはまず出てこないだろう。早朝のしかもシーズンオフだからこそかもしれない。
続いてプレイリーそっくりのイエローなんとかマーモットに遭遇。やはり案内書のイラストで知る。この後もミュール鹿やプロングホーンも間近で見れた。
タワールーズベルトのビレッジは完全にクローズだった。しかもこのちょっと先にあるTower Fallも道路が閉鎖され行けない。ここの収穫は動物だけとなった。


1時間も立ち完全にドライとなった道を戻りマンモススプリングスに再度到着。温泉水に混じった石灰で出来た巨大なテラス周辺のトレイルを歩く。昨日は悪天候ながら潤沢に溢れていた温泉が今はまったく出ていない。雪の影響なのか間欠泉と同じく周期性のものなのか判らないが写真をとっても何かサマにならなかった。
続いて公園の中間付近にあたる
キャニオンビレッジへと向う。ここは名前の通りの峡谷といくつかの滝が目玉だ。しかし見れたのはUpper Fallsだけで後はとてもじゃないが雪でトレイルを歩けなかった。残念。つくずくシーズンオフなのが悔やまれる。
Upper Fallsの駐車場で久しぶりに日本人に出会った。イエローストーンだけの為にGWを使って来たそうだ。ここはそれだけ価値のある証なのかもしれない。


時間があっと云う間に過ぎる。既に12時を回っていた。腹も減ったしオールドフェイスフルにはいくつもの見るべきポイントが残っている、先を急ごう。
間欠泉の最初はNorris Geyser Basin。トレイルを小一時間歩いたが噴いたところを見れたのは1個だけ。間欠泉はそれぞれ独自の周期で噴出するのでなかなかお目にかかることが出来ないのだ。

やはり完全なる噴出を見る為にはオールドフェイスフルゲイザーしかあるまい。なんと65分周期でほとんど正確に噴くというのだから誰でも見ることができる。
そしてシーズンオフの園内で食事が出来そうなのもオールドフェスフルのビレッジぐらいなので途中のポイントは後回しにしてオールドフェイスフルを目指す。
途中、道路工事で片側通行且つダートとなり相当時間をロスして
オールドフェイスフルに着いた時は3時近くになっていた。更に食事できる場所が無い。シーズンオフのつらいところだ。
しかたないのでゼネラルストアでサンドイッチを買いピクニックテーブルで食す。天気は良いので気分は悪く無い。
腹も満ちたところでお目当ての間欠泉だ。ヴィジターセンターで噴出時間を調べると、次回は3時34分と記してある。このエリアの他の間欠泉はとんでもなく明後日な時間なので見れるのはこれだけだ。
適当に時間を潰して目当ての場所に行く。そこは間欠泉を中心にベンチが円周上に設置されていて既にけっこうな人が座って場所取りをしていた。
さあ、いよいよ予定の時間だ。名前の通り正確に噴出してくれるのだろうか?しかし34分の予定が45分になってやっと始まった。気が遠くなる太古から始まった時間に比べれば10分くらいは誤差にもならないか・・・
で、その噴出振りはというとなかなか見事なパフォーマンスで、約4分間ほど高い時は30~40mくらいの水しぶきを上げ続けた。この高さもその時々で異なるそうなのでもっと高く上がるのを見た人はラッキーだろう。
その他のゲイザーもトレイルを歩いてひとしきり見た。中には常に噴出している間欠泉もあり、綺麗な色をしたPoolと呼ばれる温泉池もあり、とにかく歩いてみる事が肝心だ。


最後に途中飛ばした間欠泉群を同じようにトレイルを歩きながら堪能。日が長いので目一杯観光できるのは幸いだ。又、オールドフェイスフル~マディソン間もバッファローやミュール鹿に接近遭遇できる。トレイルを歩いている時にバッファローに行く手を阻まれた事もあったほど。
ちなみに、公園内の注意事項にバッファローには90m以内に近寄ってはならないという決まりがある。
今日の宿泊地はWestゲート側にあるWest Yellow Stoneという町。クーポンが使えるSuper8Motelがあったので42ドルで宿泊。ちょっと町から離れるが、この町の宿はみな高級志向なので致し方ない。夕飯をホリデーイン内のレストランで採り、今日の好天に感謝して寝ることにする。


走行距離:188マイル

-地図-


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