SSブログ

03.Nassau → Cococay [:: バハマ&フロリダドライブ]

3日目:9/4

何故か早朝5時ごろに目が覚めた。まったく揺れないメガシップだったが、何やらガタガタと揺れ出したからだ。
カーテンを開け、丸窓から外を見るとまだ真っ暗だったが、部屋の明りで見える波で速度が落ちてる事が判った。
ナッソーは直ぐそこなのだろうか・・・・またウトウトと眠りに付く。

次に目が覚めたのは7時。開けっ放しだったカーテンから外の明るさが差し込んでいた。
外を見ると、ナント真横に巨大な船が停泊している。既にナッソーの港に接岸していたのだ。それにしても隣の船も大きい。
よく見ると、やはりマイアミ港に停泊していた船だ。カーニバルプライドという船名が見えた。
シャワーを浴び、ナッソーへ降りる準備をして朝食へ行く。船内新聞によると今日の朝食はMIKADOというダイニングだ。
ところが9時半までやっているはずのそのダイニングは閉まっている。他の客も怪訝な顔をしてUターンして行く。
仕方ない、夜食を食べた最上階にあるバフェで、いつものアメリカンフードを食べた。上へ上がって気が付いたが、船はもう1隻停泊していた。このマジェスティを挟んで両脇に先ほどのカーニバル・プライドと同じ船会社のメガシップが停まっていた。
その船の向こうにはナッソーの町が広がっている。ここから見た感じでは大きな建物はほとんど無い。遠くにアトランティスとおぼしき巨大な建物があるだけだ。
下船開始時間となり、我々も船を降りる。最初の目的地はメガリゾートのアトランティス。ラスベガスのカジノホテルも真っ青という巨大さとアトラクション、そしてカジノを楽しみたい。
船を降りて港を出ると“タクシー?”の掛け声があっちこっちから聞こえる。目があったアンチャンにアトランティスに行きたいと伝えると、こっちだと言って建物の外へ出た。すると既に待っていた他の客もゾロゾロと付いて行く。乗合いタクシーなのだ。
ここナッソーにはいわゆる普通のタクシーは無く、メーターの無い固定(交渉?)料金で観光客の行くめぼしい所を往復している。
ターミナルビル(実際はそういう機能はなくただのお土産屋の建物)を出るとウジャウジャと現地人と観光客がたむろしている。
バハミアンヘアーを編んでもらっている人やツアーの交渉や待ち合わせなど、日差しの強さと相まって、まるでメキシコのティファナのようなごった返した感じだ。
タクシーは全てが1ボックスのワゴン車だ。車種はマチマチで、日本車のハイエースもあればアストロバンもあった。
タクシーに乗り込み、アトランティスのあるパラダイスアイランドへ向う。途中の景色はブッロク造りの古い住宅や廃屋が目立つ。といってもその多くが空き地なので、やはりメキシコで見たような風景だ。
大きな有料橋を渡ると直ぐ目の前に薄茶色のアトランティスが見えた。茶系の外壁が新しいタワーで旧館はピンクがかっている。
エントランスで降ろされ、$4/人を支払う。満員だったのでこの値段だが、1組だったりすると値段も変わる。
アトランティスのロビーはその知名度と比べてどうって事のない造り。それほど広く無いし、レセプションカウンターも長く無い。同じ3000室オーバーのベガスのホテルとは随分違う。
カジノのサインを見つけ案内通りに進むと、ブティックが並ぶショップゾーンを抜け大きなガラスのオブジェの向こうにカジノはあった。
しかし、活気がまったく無い。時間は10時前だったが、それにしても客がまったくいない。虚しくマシンの明りと効果音がカジノがオープンしているのを教えてくれている程度だった。
リゾート地だとこんなものなのだろうか、やはりベガスとは違うもんだ。
カジノもベガスの同クラスのホテルと比べると小さい。ざ~っと見渡すと、$100の高額マシンが他のマシンと同じように置かれていた。マシンの数はそれなりにあるようだ。
スロットプレーヤーのカミサンはさっそく物色開始。何か台を見つけて、面白そうといって20ドル札を機械に滑らせていた。
私はテーブルゲームの島を探索。まだどの台もオープンしていない。仕方ないのでカミサンを適当に切り上げさせてホテルの先へ進む事にした。
カジノの先には2層吹き抜けのカフェとその周りをグルッと囲むように巨大な水槽の壁がある。水深は6~7mでなかなか立派なアクアリウムだ。
水槽内には大小様々な魚が泳いでいたが、驚いたのはマンタが居た事。あれだけ巨大な水槽でもまだ手狭な感じのマンタだったが、サービス精神旺盛なのかグルグルと客の前を大きな羽を揺らがして泳いでいた。
続いて建物の外に出る。丁度2つのタワーを連結するブリッジの下を出て噴水のコンコースを歩く。真っ直ぐ伸びるそのコンコースの先にはプールがあり更にその先はビーチへと伸びている。
噴水の他にはいくつもの屋外水槽(池)もあり、サメやエイが泳いでいるのが目前で見れる。海底に沈んだ都市アトランティスの名前通りの演出だ。
この後ビーチを散策し、更に別の屋外水槽(池)でハンマーヘッドシャークなどを見て再度カジノへ。
さすがに客も増え、テーブルゲームもいくつか開帳しだしたが、イマイチ活気無し。$15のBJ台を見つけ唯一開いている席へ座った。
100ドルをチップに変える。特に波も無いながら1時間くらいで-50くらいまで沈む。そろそろ昼飯時だと云う事もあり、昨晩勝った分は消えてもいいやと思い、残りを全部ベットして帰り支度で席を立つ。
すると私の手は13ながらディーラーがバストして勝った。元手になったわけだが、何となくそのまま100ドルBET。既に負けていいと思っていたので特に気にもならない。
スタンドのままプレーすると、なんとダブル手の11。ディーラーのUPは6。つい財布から100ドル札を出してしまう。
GOOD LUCKの声と共に配られたカードは6!。はぁ~。なんてこった。
ところがディーラーは6+T+Tでバスト。どうにか勝ってカジノを跡にした。
(ちなみにクルーズ、アトランティス共に6デックはS17 Hitの3 to 2だった。シングルデックはベガスのパークプレース系と同じ)
車寄せに行くと他の客が例の乗合いタクシーに乗ろうとしていたので、我々も駈寄って飛び乗った。来た道と同じルートを戻り港近くで降ろされる。やはり1人当たり4ドルだった。
さて、どこへ行こう。とりあえず腹ごしらえが先だがまったく情報が無い。町をぶらつきながらレストランを物色してると、コンクフリッターという店を見つけた。
そういえば、バハマ名物にコンク貝があると何かで読んだ。こりゃ丁度いいやとさっそく店に入り席に付く。メニューからコンクチャウダーとコンクバーガーをチョイス。
う~ん。。。不味くは無いが美味くも無い。その割には値段が高い。2人で飲み物も頼んで40ドル超って日本以上に物価が高いってこと?
この値段とってたら、従業員は日本車買ってもっと良い服着れるんじゃないの?
食後、再度町をぶらつきながら、TaxFreeなんだから時計でも買おうかなといろいろ見るが、どうもそんな安い感じがしない。ブライトリングかコラム辺りを狙っていたが、同じ正規代理店じゃないのなら日本のディスカウント店のほうが安いかもしれない。もっとも価格を調べて来たわけじゃないので定かではないのだが。
時計は諦めて、もう少し町を散策しようと店を出たら、あっと言う間も無く間髪入れずにスコールだ!!
これが半端な雨じゃない。バケツをひっくり返したなんて形容詞じゃ足りないくらいの大雨!
しかし現地の人は気にする様子もなくアーケードの屋根の下で雨宿りをしている。慌てているのはレンタバイクを借りた観光客だけだ。
我々も現地人にならってジックリ雨宿りを決め込む。僅か15分ほどで小降りに変わったので小走りで適当な店を冷やかしながら時間を潰した。
だが、この町は時間を潰すなんてほど見るものも見る店も無い。少し外れれば名所旧跡風なものはあるがタクシーが例の調子なもんだから帰りの足を考えるととても行けない。
早めに船に戻って今夜のフォーマルナイトの準備をするか、それともアトランティスに戻ってもう一勝負するか・・・・
カミサンと意見が合ってアトランティス行きに決定!
そうと決まればタクシーだ。だがこちらからタクシーを捜す必要は無い。常にあっちこっちで“タクシー乗らんかね~”と声がかかるからだ。
再度同じ道を通ってアトランティスへ。さすがに夕方近くになりカジノは活気があった。やっぱりカジノはこうでなくっちゃ。
カミサンはスロットマシンへ。私はクルーズ船から好調なBJへ。
開いていたのは$25台の真ん中。Max500なので周りも高額は賭けていない。勝ち分の300ドルをチップにして25ドルから開始した。
幸運が残るはずのBJだったのに、今回は連敗が多い。1勝して3連敗とかそんな感じ。
あっという間に残り100になったのでこの台は退散を決め込む。しばらくテーブルの島をウロウロしてたら$10台が開いたので滑り込む。
3rdベースでしかも隣はボブサップクラスの巨体なもんだから、まるで乞食のように小さくなってプレーする。
しかし勝負に環境は関係ない、いや苦境に対する神様のお情けか、当初通りの好調の波が戻って来た。今度は3勝して1敗くらいのペース。
しかも気持ちのいいのが、15、16のHitでもバスト率が低い事と勝つ時の手がディーラーより1つ上の数字だという事。
(調子の悪い時はH20でもディーラーのバストでしか勝てない)
資金も回収できたので、今度は以前から考えていたベットコントロールを試して見る。
まず18単位を3山に分ける。1つ目の山は1-1-1の3単位。2つ目の山は2-2-2の6単位。3つ目が3-3-3の9単位だ。
最初のベット額は1山目の1単位BET。この山で1勝2敗以下の成績の場合、2山目のBET額に移る。同じく1勝2敗以下だったら3山目のBET額へ移る。
つまり最悪の9連敗だと18単位の損失だが、最初3連敗しても2山目で2勝出来ればトータル2勝4敗でも損失は1単位で済むのだ。
前回のベガスでは、最悪の18単位損失が怖くてついつい挫折したが、今回はベガスの前哨戦であるし既に勝ったアブク銭であったのでキッチリやってみた。
これがけっこうハマルというかそもそも好調だからなのか、小一時間でバンクロールは2倍に達した。
ここで勝ち逃げが肝要。コンプの呪縛がないのでとっと止める。結果、300ドルほどの勝ちとなってカミサンと合流。その後よせばいいのにスロットで100ほど溶かしたが、気分よく船へと戻った。
船では既にディナーが始まっていた。今から行っても30分ほどしか居られないのでメインダイニングのディナーは諦める。ドレスを用意してきたカミサンはちょっと残念そう。
バフェで軽くつまんで、その後は船内カジノへ。ここでもまぁまぁ好調で更に100ドルほど増やして部屋に戻った。
今日の成績は+400ほど。丁度次の寄港地ココケイへ向けて出航する汽笛の音を聞きながら眠りに付いた。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

01-02.Miami → Nassau04.Cococay → Maimi ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。